Wormhole Explorers on the Edge

ワームホールには二種類のカプセラが居る。

簡単に狩らせてくれる雑魚と、身の毛もよだつ海賊、

 

あと食べるのが面倒くさい雑魚だ。

 

 

税関の傍らに一人浮いているヘロンを見た。

ニューエデンに生を受け二週も数えぬ彼の眼ははっきりと太陽を捉えながら、しかし寂寥さを纏っていたのだ。

私にしてやれることは、彼をホームステーションに送ってやることだけだった……。

自宅で掃除をする大江田征爾のぼやき

 

僕は探検家を狩り始めてまだ数カ月の新参者ですが、その数カ月でもかなり多くのことを学べました。狩りと言っても獲物はいわゆるT1探索フリゲート。ヘロンやマグニート、プローブ、イミュカスなどが中心です。ハイセク固定のワームホールだと特にこのような船がふらふらやってくるので、格好の獲物になります。EveOnlineを始めたての僕に親切にも操作方法を教えてくれたのは彼らです。

はっきり言うとワームスペースにおけるこれらの船は雑魚であり、被捕食者であり、空飛ぶ角砂糖です。

しかしαクローンだとT2の隠密行動艦やアステロ、ストラティオスなどには乗れないので探索するならこの船に乗らざるを得ません。

 

ならば食べるのが非常に面倒な雑魚になるしかあるまい。この記事はそんな初心者向けの記事です。

 

目標を確認する

今、あなたはWH海賊でもローセクPvPerでも戦闘民族でもましてやサイヤ人でもありません。敵を倒せるとか、敵を追い払えるとかいった奢った考えは捨てるべきです。もちろん、「どうせ倒されるなら爪痕を残してやる!」なんてのも。殺した探検船のFitを見ていると、探検船に爪などないことを忘れる人は意外と多いです。

自分が「探検するために来た」ことを忘れないべきです。「アナライザでお宝を得て、帰る。」これだけです。

そのためのFitを考え、そのために行動しましょう。

船の準備

先述のとおり今回はT1探検船で考えます。T1探検船にもいろいろありますが、逃げやすい順で言えば

マグニート>イミュカス=プローブ>ヘロン

です。これはただ単にロースロットの数で並べただけです。なぜならば、ワープコア制御器というCCPの与えし慈悲があるためです。探検船は捕まったら死ぬことが確定するので、捕まらないことを第一に考えます。ワープコア制御器を4つ積めばワープスクランブラ―×2に捕まらなくなるので、飛躍的に逃げられる確率が上がります(40Mくらいする勢力版ワープスクランブラーを使われると妨害強度+3なので捕まりますが)。ダメージコントロールなどの防御モジュールは99.8%意味を成しません。もし防御モジュールによって一命をとりとめた方は至急Seiji Oedaにご連絡ください。J122821にその船で来ていただければ、ウォリアーII5機と場合によってはカルダリ海軍仕様アンチマター弾数発を贈呈します。

ミディアムはまずアナライザー、加えてマイクロワープドライブがあるとハッキング巡りが早くなります。サイトに滞在するほど危険性は増すので利用するべきでしょう。

ハイスロットはもちろんプローブが要りますね。プローブは「シスターコアスキャナープローブ」を用いても良いかもしれません。特定の時間がだいぶ短くなり、特定の時間が短くなることは生存率の向上にもつながります。ただすこしお値段が高いので、節約するためにT1というのも良いと思います。僕はT1プローブを見るとカモのシンボルのように感じますが・・・。もしハイスロットが空いているならブラスターを一つ積んでもいいかもしれません。

またΩクローンであるにもかかわらずT1探索フリゲートに乗ろうとする物好きな方々は、遮蔽装置を積んでおくのもいいかもしれません。プローブ中指向性スキャンも見ずのんびりプローブして殺されるような人は適切に使用すれば飛躍的に生存率が上がります。でも素直にアステロに乗って隠密行動用遮蔽装置を使うほうが100倍生存率上がりますよ?

出発前に確認すること

失ってはいけないものを持っていないか?

有志の方々の研究により、PLEXをカーゴに入れても防御力は上がらないことが判明しています。

またポッドのインプラントを高いものにしてはいけません。海賊が喜ぶだけです。

指向性スキャンの設定

Vキーを押すと、自分の周囲にあるオブジェクトの一覧が得られることを知っていますか?これを指向性スキャン(Dスキャン)と呼びます。出発前に指向性スキャンの設定を済ませておきましょう。詳しい設定や、使い方はどこかで説明されているとして、

  • チャージ
    • スキャナープローブ
    • インターディクションプローブ
  • 艦船
    • 全部
  • 配置型ユニット
    • 移動型ワープ妨害器

が表示されるものを一つ、またできれば

  • セレスチャル
    • フォースフィールド

が表示されるものもあるとよいと思います。

探検するときは常に指向性スキャンを起動すべきです。デフォルトでVにショートカットキーが割り当てられています。指向性スキャンはあなたの唯一の盾です。ローカルチャットが見えない代わりにワームスペースでの生命線となります。

ワームホールの位置を絞っている時点で、敵はあなたのプローブを見て誰か来ることを察知しているかもしれない。

ワームホールに入ってすぐすべきこと

ワームホールに入ると1分間透明になる時間がありますね?それはワームホールの神が与えたお情けです。にもかかわらずすぐプローブをまいて惑星に飛ぶ無礼者はやけに多いです。その1分間は情報収集のためギリギリまで有効活用すべきでしょう。

指向性スキャンを見る

すぐに指向性スキャンを見ます。非常に親切なことにCCPはワームホールをくぐるとすぐに指向性スキャンを起動するようにしてくれています。もし船が見えたらかなり緊張感をもつべきです。ワームスペースに他の船が居るのと大阪でたこ焼き屋を見つけるのとではわけがちがいます。その船が何をしようとしているのか考えて帰るかどうか決めましょう。

  • 探検している?
  • 海賊している?
  • POSの中に放置している?(フォースフィールド内に船が居る)
  • 単に通り道にしている?(輸送経路として使っていることがある)

ほとんどの場合帰ることになりますね。

また、弱そうな船に乗っていても乗り換えてくるかもしれないし、仲間を呼ぶかもしれません。特にエピタルは住人がPIをしていることがほとんどですし、他の輸送船も近くに拠点がある場合が多く、乗り換えてくる可能性が考えられます。ヘリオスやバザードなど探検船のT2にあたる船は偵察として来ていて、仲間がいる可能性が非常に高いです(そもそもこれらは探検船というより偵察船です)。

キルボードを見る

zkillboardなどでシステム名のJ番号(J123456など)を用いて検索し、ワームスペースのキルボードを見ましょう。ちょっと前に探検船を殺してキルレポートをポストしたにもかかわらず探検を始めるようななめたカプセラを「たまに」では片づけられない頻度で見ます。また同じコーポレーションが長い期間頻繁に探検船を襲っているなら、住人が探検船狩りをしているのではないかとも考えられます。襲っている時刻を確認すれば特に危険な時刻もわかります。キルボードは完全な情報ではありませんが、非常に有用なので使わない理由はありません。

特異点、シグネチャの数を確認する

特異点(アノマリ)とシグネチャが少ないワームスペースは、自分以外のカプセラがサイトを攻略して潰した可能性が高いです。といってもいろいろな可能性が考えられますが・・・

  • 探検船が通ってヌルサイトを漁って回った(戦闘サイトは潰せないので可能性は低い)
  • 隣の住人などがシグネチャを潰して回った(ワームホールの接続による)
  • 住人がいて、シグネチャを潰して回った(可能性が高い)
  • たまたま(ありえないこともない)

出口のブックマークを取る

意外と忘れるぞ!

ワームホール前に遮蔽した船がすでにいて、あなたが入ってきたことを知らせているかもしれない。

入口を離れてから

いつでも沈む可能性がありますが、ちゃんと警戒していれば実はそれほど危険ではありません。

セーフスポットを作る

まず、他人からすぐにはワープできないセーフスポットを作りましょう。ブックマーク作成ウィンドウ(デフォルトではCtrl-B)を開いてどこかにワープし、ワープ航行中に作成ボタンを押すことによって二点間の適当な地点にブックマークを作成できます。こうすれば、ブックマークを持っているあなた以外はその場所に来ることはできません。セーフスポットがあることによってあなたの生存率は1010倍ほどになります。

戦闘スキャナープローブはセーフスポットの安全性を脅かす唯一の手段です。プローブの存在は指向性スキャンで察知できますから、映ったらすぐに逃げます。逆に指向性スキャンをちゃんと見ていないと、戦闘スキャナープローブで位置を特定されて捕まります。特定に慣れている人は指向性スキャンを駆使しておおよその位置を割り出し、1回のスキャンで位置を特定してくる場合もありますから、常に見ている必要があります。

遮蔽装置を使用している場合は見つかることはありません。何か超常的なことが起きるか、相手がCCP社員でない限り安全と言ってよいでしょう。

プロービングをする

さて、いよいよ探検らしい活動の始まりです。そして探検らしい活動をしていればいるほど捕まりやすくなりますから、より注意が必要です。

プロービングはさっさと済ませるに越したことはありません。探検船の発見はプローブの発見から始まることが多いです。T1プローブを積んでいるのはT1探検船であることが非常に多い上、T1探検船以外にT1プローブを積むような奴はカモが多いので目を付けられます。

もちろん指向性スキャンは止めません。戦闘スキャナープローブを使う人はプロービングに必死になって指向性スキャンが見れないようなかわいい子を殺しに来ています。

遺物、データサイトを見つける

見つけるべきは「荒廃したガリスタス~」とか、「エンジェルスパーク~」とか何らかの勢力の名前が付された遺物、データサイトです。その他は全部ゴミ捨て場を強いNPCが守ってるだけの場所です。途中ワームホールが見つかることがあります。ワームホールは特定しても行かないのが吉です。ちょっと外を見てみようと思ってワームホールに入り、帰ってきたら待ち伏せされていることがあります。ワームホールに何をしに来たのか思い出してください。なんで入る必要がないワームホールに入るんですか?

と言っている僕はこれで一度アステロ(雑魚ですらない!)を沈めかけました。

サイトが一つだけしか残っていない場合は餌場にされている可能性があります。これは「たまたま」である可能性も十分にありますが・・・。

ワームホールでは遺物サイトのほうがデータサイトよりもおいしいものが入っていることが多いです(中身は運ですが)。安いデータサイトは諦めるというのも手かもしれません。

あなたがシグネチャを特定する前に、住人はもうそのシグネチャに潜んでいるかもしれない。

ハッキングをしに行く

やっとお宝にありつけるぞ!

指向性スキャン、オーバービューを見ながら全力でお宝に早く近づき、できる限り速くハッキングします。Vキーを連打しながらやるくらいでいいです。T1探検船はアステロやT2探検船よりもウィルス強度が低く難易度が上がります。でも死にたくなければ速く開けるしかないので速く開けます。指向性スキャン、オーバービュー、画面のどこかに他の船が移ったらすぐに逃げます。雑魚にそれが敵かどうかを判断するような時間は残されていません。

T1探検船はアステロが遮蔽を解いたと思ったら終わり、クロウが飛んできたと思ったら終わり、セイバーがワープ妨害プローブを出したと思ったら終わりです。

これは僕の経験上なのですが、ハッキングするカーゴにも種類があって、遺物サイトなら「~遺物」という名前のものはおいしいことが多いみたいです。ハッキングも難しいですが・・・。これを優先的に開けていくのも良いかもしれません。データのほうはなんて名前だったか忘れました。教えてください。

あなたがのんびりハッキングを楽しんでいる間に、出口にバブル艦が待機しているかもしれない

帰り道

帰り道も危険はあります。出口はいつかかならず通ることが分かっているため待つ人がいるからです。帰りは、指向性スキャンの範囲内に帰り道となるワームホールを抑えながら移動式ワープ妨害器がないこと、エリスやフォボスなどのバブルを張ることができる船がいないこと、ロークなどのスマートボムを炊くような船がいないことを確かめましょう。出口がハイセクなら、帰ることはできるでしょう。

あなたに私が見えなくても私にはあなたが見えている

ちまちまと青字で書いたことはすべて僕(とガミラスの怖いお兄さんたち)がやっていることです。ワームスペースではオーバービューにも指向性スキャンにも映らない透明の船と常に隣り合わせにあります。ローカルが見える他の場所と違って、遮蔽装置を使えば居るか居ないかもわからない状態になれるからです。ハイセクの入口から遺物サイトのハッキング場所まで、常に監視されている可能性があります。

探検家の唯一優遇されている点

それは、稼げば勝ちであることです。あなたの目標は金を稼ぐことであって、怖かったらさっさと逃げればいいだけです。一方海賊はあなたを見つけ、殺して初めて勝利です。もちろんかわいい人形が出てくるチョコエッグをブラスターで開封しようとすることもあります。T1探検船なんていうニューエデンで最も狩りやすい雑魚すら狩れず見逃すなんていうのは敗北以外の何物でもありません。

今まで探検家が雑魚だ雑魚だと言ってきましたが、実はこの勝負で有利なのは探検家です。

極論、船を落とされてもそれ以上に稼げばいいだけだとも言えます。(キルボードは真っ赤になり余計追い回されることになりますが)

 

 

 

(おまけ)捕まったら

まず船とお宝は諦めます

もしキルボードの査定金額を小さくしたいなら、カーゴの中身を全部捨てるというのも手です。ただ敵に宝を渡すことになるので、どっちがいいと感じるかは人によるかと思います。もしタレットやドローンを積んでいるなら、年賀状で切手シートを当てる程度の確率でお宝を宇宙の塵にしてやれるかもしれません。宝を失った時点で負けなので何をしようが変わりませんが。

次にポッドだけでも逃げることを考えます。

バブルが張られていたら諦めます。張られていなければ、要撃型フリゲートにセンサーブースター二個積みでもない限りほぼ逃げられます。やることは単純で船が落ちそうになったらワープを連打するだけです。これをしない人は意外にも多いです。ワームスペースでは、ローセクと違ってポッドは割る人が大半、割らない人が少数です。もし至急ホームステーションに帰らなければならないなら、お言葉に甘えて送ってもらうといいかもしれませんが。

One thought on “Wormhole Explorers on the Edge”

  1. 詳しく書いてあって感動しました.
    殺す側として応用させていただきます.

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